埼玉県警の地下にある食堂は一般人でも入れると聞いて早速やってきた
浦和駅西口のヨーカドー前からうらもん通りを真っ直ぐ西に下っていくと、埼玉県警察本部のある埼玉県庁第二庁舎が見えてきます。建物が檻のようだ!ここまでガチガチに耐震補強工事をするなら建て替えた方がいいのではなかろうか。
うらもん通り側の出入口。怪しい動きをする私を立番の警察官が見張っています(笑)。しかし普通に用事のある人や、ぜひここの食堂で食事を取りたいという目的がある奇特な人は問題なく入れますので、特に誰何されることもなく侵入に成功~。
役所の待合のようなホールを通り抜けてエレベーターで地下一階へ下りて食堂の方へ。殺風景な廊下やコンビニがあります。県警本部のある上階へエレベーターで向かうのは多分ダメです。
埼玉県庁第二庁舎地下にある食堂の入口
早い時間帯に来たのでお客さんはまだいない。意外と中は広そうだ。
入り口に置かれているメニューの一部の見本。麺類やカレーは11:00から注文できるが、定食は11:30から。
この日はどうしてもカレーが食べたかった。とんかつを追加しても500円出してお釣りがくるとは!カツカレーにしよう。
高速道路のサービスエリアの食堂の様に食券の券売機があります。カツカレーとサラダにコーヒーを追加。
埼玉県庁第二庁舎食堂内の様子
無事に食堂内へ侵入成功。コロナ禍の影響で一人分の席ごとに仕切りが設置してあるのがラーメン屋の一蘭のようだ。
11:20頃に来たので、まだほとんど誰もいない。そしてここは地下一階のはずなのに結構明るい。
埼玉県庁のカツカレー
この明るさは吹き抜け構造によるものでした。地下一階にもかかわらず窓際の席があり、地下室独特の閉塞感が無いのはいいですね~。
カレーの味と香りは、高速のサービスエリアのレストランなどでよく食べるものとまるで同じ。役所の食堂は安いけど不味いというイメージを持ちがちですが、490円でこの味なら普通に合格点です。ただしこのカツは薄いな~。ハムカツのようだ(笑)。この食堂の調理はどこの誰が担当しているのか、ちょいと調べてみました。
埼玉県庁の食堂の調理を担当している業者
埼玉県庁のウェブサイト内を検索すると、食堂の運営事業者が2018年に新しく決まったという記事(https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2018/1129-07.html)(←埼玉県庁内の2018年の記事が2022年3月1日にすべて消滅)を見つけました。第一庁舎の食堂は株式会社ニックス、第二庁舎食堂は西洋フード・コンパスグループ株式会社が担当する事になったという内容です。両社とも社員食堂、高齢者施設や学校などの給食、道の駅や高速のサービスエリアなどのレストランで長年の実績があるようです。どこのサービスエリアやパーキングエリアのレストランなのか、詳細は分かりませんが、第二庁舎食堂を担当している西洋フードコンパスグループは海老名SAや海ほたるの飲食店を担当していることは確かなようです。この2ヶ所だけという事はなさそうですし、施設ごとに材料や味付けが違うということも無いでしょう。よって、どこかのサービスエリアやパーキングエリアでカレーを食べると埼玉県庁のカレーと同じものが出てくるのだと思います。
それなりにしっかりとした業者が調理を担当していて、料理の質や味にバラつきが出ずに安定しているからこそ、埼玉県庁のカレーは高速のSAやPAのカレーと同じ味がするのだと思います。
埼玉県庁第二庁舎一階にある埼玉県警PRセンターに寄り道
第二庁舎の一階には県警のPRセンターがあり、白バイやパトカー仕様のGTRが展示されている。帰る時に気が付いたのでちょいと寄ってみます。
またがってもOKな白バイ。
埼玉県警高速隊に所属していたスカイラインGTR。窓が開いてるし、運転席に座っても大丈夫そうだったのでドアノブに手をかけたらガチャッと開いた。おおっ!
早速運転席に座ってみた。ペダルはスカスカ。ボタン類は押し放題だが何も動作しない。あたりまえか(笑)。スポーツカーは座面が低いな~。このGTRが現役で走り回っていた時があるそうです。
寄居警察署に掲げられていた旭日章。金箔かと思ったら違った。
県警にマスコットがいるなんて初めて知りました。
県警山岳救助隊の展示もあった。なぜかマネキンがカヤックのパドルを持って立っている。なぜだ~(笑)。ああでもこのオレンジ色のベストがライフジャケットっぽいです。腰に付けた黄色のロープは溺れている人に投げる救助具かな。おそらく荒川での救難活動も担当しているのかも。
奥秩父の方へ山登りに行かれる方は埼玉県警の「山岳救助隊ニュース」をチェックしておきましょう。私もよく見ています。ちなみに登山届は登山口のポストに紙で提出するよりも、PCやスマホを使ってネット上で提出する方がイザという時に助かる可能性が上がります。
自分が遭難して携帯の電波も届かない谷間で動けなくなった場合、登山届を投函していたとしても、救助要請を出してくれそうな家族や知人が行き先を知らないと全く意味がないため、周囲の人に目的の山域や山名、登山口を紙でもメールでも何でもいいので伝えておくことを習慣にしておきましょう。
救助隊が早期に出動できたとしても、登山ルートがはっきりしていないと救助に取り掛かるまでの時間が非常に伸びてしまいます。紙の登山届を登山口のポストに投函していて、家族や知人が遭難者の行き先を詳しく知らない場合、警察が登山口のポストや駐車車両をシラミつぶしにチェックするのに時間がかかってしまい、時間の無駄です。
その点、登山届をオンラインで提出した場合、警察、救助隊が遭難者の行程を把握しやすくなるので、救助にかかる時間を短縮できます。
「埼玉県庁の隣りにある地方裁判所の食堂のほうが美味しいかも」と県警の中の人に聞いたので今度は地裁の食堂へ行ってみます。
埼玉県庁第二庁舎食堂の基本情報
店舗名 | 埼玉県庁第二庁舎食堂 |
ジャンル |
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特徴 |
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電話 | 048-824-6291 |
地図 | |
アクセス | 浦和駅アトレ北口(Suica専用)から750m徒歩10分、西口から900m徒歩11分。 |
自転車 | 県庁敷地内の自転車置き場 |
駐車場 | 県庁と裁判所の間にある外来者用駐車場(A駐車場・B駐車場ともに平日8:30~17:30は来庁者であれば無料。夜間はA駐車場が60分330円、B駐車場は閉鎖。)、もしくはコインパーキングを利用。最寄りのコインパーキングは、県庁第二庁舎の東側にある「三井のリパーク浦和高砂3丁目第4駐車場」。 |
所在地 | さいたま市浦和区高砂3-15-1 県庁第二庁舎地下1階 |
営業時間 | 【麺類・カレー等】11:00~14:00 【定食等】11:30~14:00 【喫茶】10:00~16:00 |
定休日 | 土日祝日、年末年始 |
予算 | 1,000円以内 |
WEB | 食べログの店舗ページ |
店舗SNS | なし |