鰻の成瀬が開店したその日にたまたま前を通りがかったので入ってみた
この日は浦和西口のうらもん通りを埼玉県警方面へ歩いていると、「こもれび食堂」の手前に突然鰻屋が現れた!あれ?と思って店の前に貼ってある紙を見てみると、なんとまあちょうど今日が新規開店の日だったようです。11:30頃に入店してカウンター席にすんなりと着席。
ちなみにこの場所はもともと剣道などの防具類を扱う「尚武」という武道具店があったところです。この緑のオーニングの上に看板をそのまま被せてますな。店内はあまり改造していないらしく、古い建物の匂いがする。それに鰻屋特有のうなぎが焼ける香ばしい匂いや煙がまったく無い。
鰻の成瀬浦和店のメニュー
おそらく価格は他の店舗と共通であるはず。下調べはなにもしていなかったので、うな重のうなぎの大きさなどがよく分からないまま、とりあえず鰻重の梅(1,600円)を注文してみました。
オープン後しばらくして落ち着いたらお酒の種類を増やすそうです。
鰻の成瀬のうな重「梅」
カウンターに置かれている色々な説明文に目を通しながらしばし待つと割とすぐにやってきた。鰻を捌いたり焼いたりする職人を置かず、中国で下ごしらえを済ませた鰻を機械で焼いているそうなので、うなぎの提供が非常に早い。待ったのは10分くらいかな。
浦和の老舗うなぎ屋の一つ「満寿家」にて一番お手頃価格の鰻は「うなぎランチ」1,850円ですが (2024年現在)、鰻の大きさはこれの約半分。800円だった頃はそれでも良かったのだが、満寿家の鰻は高くなりすぎてしまった感がある。それと比べると成瀬のうな重「梅」は1,600円で、ある程度しっかり鰻を食べられるのでいいっすね。
うな重の梅はこんな感じ。中国で養殖されたニホンウナギを現地で加工しているそうなので、レトルトパックで運ばれてきたものを機械に通して焼き上げたものだと思われる。残念ながら炭火焼きのような香ばしさはない。
ご飯にも適度にタレがかけられており、味は甘口。うなぎはふっくらしていて柔らかく、むか~し食べた中国産の3USドルで買ったレトルト鰻とは雲泥の差である。あたりまえか(笑)。あの3ドルうなぎは本当にすごい味がしたな~(笑)。
一緒に出てくる漬け物類。お店のスタッフによると、ワサビで食べると結構美味しいらしい。ほほ~。実際にうなぎにワサビを少し付けて食べてみると確かにアッサリした味に変化して美味しい。
お吸い物は結構安っぽい味がする。永谷園のお吸い物みたいな。店内で捌いていないそうなので、うなぎの肝は出せないでしょうね。
鰻の成瀬のうな重「竹」
鰻の成瀬浦和店の開業日当日に食べたうな重が、値段の割に結構イケてたので後日また食べに来ました~。今回は「竹」(2,200円)で。
「竹」になると鰻の量は1匹分かな?浦和にある他の鰻屋でこの量を食べようとすると値段が倍になります。
卓上にあった山椒。
タレを自分で追いがけ出来るのだが、かけ過ぎないように注意。今回はドバドバやりすぎて超甘口になってしまった(笑)。
しかしそんな時はワサビとネギを使って何とか調節できるので大丈夫。隣に並んでいるこのキュウリの漬け物と紅ショウガはどうも安っぽい味がする。やはり他の老舗鰻店の方が漬け物やお吸い物の味はちゃんとしてますね。
う~ん、やっぱり永谷園のお吸い物のような感じがするな~。
そしてついに成瀬のうな重「松」
鰻の成瀬浦和店のうな重「梅」と「竹」を試しに食べてみて、そのお手頃価格と鰻の量が気に入ったため、今度は「松」(2,600円)を食べにやって参りました~。うな重の松だとやはり鰻が若干大きめになる。
「松」だと、三等分した鰻の頭側と尻尾部分が供されます。「竹」だと中央部と尻尾のはず。
機械で焼いているので焼き加減やおコゲのつき具合は毎回同じ。「竹」の鰻より若干大きいくらいなので、これなら迷わず「竹」を選んでおけば無難じゃないかな。
漬け物類はスーパーの漬け物の味がする。
そしてお吸い物が永谷園っぽいので比較してみることにした。
スーパーで売っている永谷園のお吸い物。これ1種類しかありませんでした。
そしてこちらが永谷園のお吸い物にお湯を注いだ状態。成瀬のお吸い物と似ていると思っていたのだが、実際に永谷園のものをすすってみると、、、あ~ちょっと違うな~、という感想でした。永谷園の方が香りが強い。ワカメ・三つ葉・まき麩は成瀬の厨房で入れているとして、お吸い物の汁自体はどうやって作っているのだろうか?えっ、どっちでもいいって?そりゃまあ確かにごもっともです(笑)。
鰻の成瀬は説明が多いタイプの店(笑)
店頭にいろいろと熱い主張が掲示されておりました。
鰻を食べるって幸せ・・・まぁ確かにそうだな。
鰻の成瀬で食べるうな重の梅・竹・松は中国で養殖したニホンウナギを加工したもので、上と特上は鹿児島産の鰻を使っているそうだ。焼きは「最先端の鰻焼き機」でおこなっているそうなのだが、どんな機械があるのかちょっと調べてみた。
「鰻を焼く機械 自動」で検索したところ、こんな機械の紹介をYoutubeで発見!厨房の中を覗いていないので詳細は不明ですが、串打ちの必要もないこのような機械を使っているのだろう。
鰻の成瀬大宮店と浦和店はオーナーが同じだそうだ。そしてうな重の「竹」(2,000円)の利益率は15%ほどしかないとか。まじか~。
卓上にあった、鰻についての説明文。
どれ、自分も友だち登録しておくか…。
今のところ、ランチの営業時間は11:00~14:00。
鰻の成瀬浦和店の基本情報
店舗名 | 鰻の成瀬・浦和店 |
ジャンル |
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特徴 |
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電話 | 080-8496-0912 |
地図 | |
アクセス | 浦和駅北口から600m徒歩7分、西口から700m徒歩8分。 |
自転車 | 店舗前に駐輪するのは厳しい。 |
駐車場 | 近隣のコインパーキング。 |
所在地 | さいたま市浦和区仲町2-16-16 |
営業時間 | 【ランチ】11:00~14:00 【ディナー】17:00~20:00 |
定休日 | 無休 |
予算 | 1,600円~ |
WEB | 鰻の成瀬公式サイト |
店舗SNS |